じょっぱれ!JOPS(その1)
おはようございます。
今日は車椅子バスケットの話題。
青森県に青森JOPSというチームがあります。
JOPSが読売新聞の青森県版に連載されていると教えてもらいました。
教えてもらったのは10月の中旬、ブログにアップするのが遅くなって
申し訳ないです。
貼り付けているだけですが一人でやっていると書ききれないこともあります。
(30日は大分国際車いすマラソンと大阪マラソンが・・・。)
青森JOPS(青森ジョップス)というチーム名の由来は、津軽弁の「じょっぱり」、
「じょっぱる」です。
「じょっぱり」、「じょっぱる」 は、津軽弁で頑固、こだわる、意地っ張りを意味する
言葉です。
『勝ちにこだわる』、『上を目指すこと』を決意し、2010年に青森WBCから改名
したそうです。
「チームの窓」で取り上げた県内唯一の車椅子バスケットボールチーム
「AOMORI JOPS」が、初の全国大会出場に向けて、10月1日、2日
に秋田県能代市で開かれる東北大会に臨みます。選手が奮闘している
様子を3回に分けて紹介します。
ということで、こちらも3回に分けてアップします。
(新聞記事は掲載期間が短いものがあるため抜粋しています。)
「じょっぱれ! JOPS」
~太くなった腕で全国目指す~
日が暮れた青森市郊外。明かりがともる体育館から「キュッ、キュッ」と、
タイヤのこすれる音が聞こえてくる。
ダッシュから急ブレーキ、左右へのターン……。
他の部員より早く体育館入りして黙々とフットワークを繰り返すのは、
JOPS主将の立花文之(34)。車椅子バスケを始めて5年、
「足みたいに太くなった腕」を汗が伝う。
障害を負う前の高校時代は、剣道の選手として国体に出場するなど
スポーツマン。社会人となり、バスケに打ち込んでいた25歳のとき、
スノーボードをしていて転倒、脊髄を傷め、車椅子の生活を強いられた。
「周りに迷惑をかけて生きなければならない」とふさぎ込んだ。社会人
バスケの練習を見に行っても、自分とは別世界のような気がしてならない。
バスケに「壁」を感じ、チームメイトは他人に思えた。
その頃、社会人バスケのガードとしてならした船橋渡(38)が、JOPSの
ヘッドコーチに就任した。現役引退をきっかけに引き受けたが、初めて練習
を見たときは、がっかりした。お遊びにしか見えなかったのだ。
戦えるチームにするには、若い経験者が必要だと思った。かつて、社会人
バスケで対戦した立花の顔が頭に浮かび、すぐに勧誘したが断られた。
立花は、「何でこうなったんだ」と自らの運命を恨んでいた。船橋に誘われる
ままに車椅子バスケをしてみたが、取れるはずのボールが取れず、打てる
はずのシュートが打てなかった。
車椅子バスケは、障害の重さによって選手の持ち点を決め、出場5選手の
合計点を14点以内にして戦力の均衡を図る。立花は最も障害の重い「1・0点」。
腹筋や背筋の機能が使えない。
説得を受け続けて3か月、「バスケが楽しくない」と思いながらも、練習に参加
するうちに腕だけの力でボールが取れるようになってきた。「できない現実」を
受け入れ、「できることは増やせる」と前向きに考えるようになった。
立花はチームに加わって半年後、「主将をやらせて下さい」と宣言した。
車椅子バスケットは、走る、ドリブル、シュートをすべて腕だけで行うスポーツです。
激しく、とくに筋トレをしなくてもレスラー体型になります。
ちなみに走って車椅子を止める動作も素手で行います。
そのため手の皮がむけます。痛そうですがだんだんと手の皮が厚くなり平気に
なるそうです。
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